「数直線を上手に書きたい」「線分図を上手に書きたい」「相似の比の問題の図を上手に書きたい」という小学生と保護者の方へ。この記事で「線分の五等分」を練習します。
これまでの「二等分・四等分・八等分」「線分の三・九等分」「線分の六等分」を練習してからご覧下さい。
線分の五等分
こんにちは!図解講師の爽茶です。
今回は五等分です。
お約束になってきましたが…左端から分けないで下さいね!
ダメな例
5=…?
今まで、二・三・四・六・八・九等分を学習してきました。
そのうち四等分から後は、二等分と三等分を組み合わせて等分を行いました。
四等分は2×2なので二等分して二等分
九等分は3×3なので三等分して三等分
六等分は2×3なので二等分して三等分でした!
ところが、5はこれ以上のかけ算に分けられません(素数と言います)。では、今回の五等分はどうすれば良いでしょうか?
実を言うと、3,5,7のような2の倍数でない数つまり「奇数」は「不均等な」分け方をしないとかけません。
「不均等な」分け方というのは、三等分する時の初めに真ん中から少し左にずらして切りました。あれの事です。
「不均等」な分け方
同じように、五等分も「不均等な」分け方をします。
では、始めましょう♪
五等分をしてみる
まず、二等分するより「少し」左にずらして「アタリ」をつけます。
三等分の時と違って「少し」ずらせばOK
短い線分(左)と長い線分(左)が出来ました。
次に、短い線分を二等分するアタリをつけ
この二等分は簡単ですね
長い線分の方は三等分するアタリをつけます
そろそろ三等分も簡単でしょうか
ここで、深呼吸してリラックス
当然、左が正しい姿勢
アタリでだいたい五等分できているか眺めます
紙から目を離して眺めましょう
ここで、大きさがぜんぜん違う場合は、最初の「アタリ」がずれています。
もう一度取り直して…左を二等分、右を三等分…と繰り返します。(不思議と、三等分の時と違って、五等分は上手に出来る子が多い)
だいたい五等分できていれば「区切り線」を濃く書きます。
五等分できました!キモチイイ
この時にアタリからずらして、大きさを微調整しても良いです。
このように、五等分は、5=2+3 と分解できるので、長短2つに「不均等な」分け方をしてあと、短い方は二等分、長い方は三等分すれば良いのです。
(*^ー゚)b
五等分は十等分(「線分の十・十二・二十四等分」)で使用します。
次は七等分です。
七等分
実は「カレンダー」でよく見かけますが、自分でやろうとすると結構大変です。
7=3+4
7も3や5と同じ奇数でなので、最初に「不等分な」分け方をします。
7=3+4と考えて、短い左と長い右に「不等分に」分けてから、短い方は三等分、長い方は四等分します。
では、始めましょう!
七等分のやり方
まず、半分をイメージして少しずらしてアタリをつける
本当にちょっとだけズラす
これで、左の短い線分と右の長い線分に分かれました。
つぎに、左を3等分するアタリをつけます。
左が3等分されました
さらに右を4等分するアタリをつけます
二等分して、それぞれをさらに二等分
アタリがとれました
ここで、目を離して眺めます。
7等分に見えない場合は、最初の真ん中から少しずらしたアタリをもう一度取り直します。
だいたい7等分になっていたら、アタリを参考に濃く区切ります
七等分ができました
この七等分で、等分のテクニックはほぼ完成です。学校や塾でも「上手だね」と褒められるでしょう!
カレンダーを書いてみよう!
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ちょっと汚いけど…
カレンダーをサッと手書きできちゃう!
七等分は以上です。
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